石油輸出国機構(OPEC)加盟国のクウェートとロシアの石油担当者は7日

石油輸出国機構(OPEC)加盟国のクウェートとロシアの石油担当者は7日、OPECと非OPEC主要産油国の減産合意の下で一部諸国の順守ペースが遅れている原因を検証するため、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国で協議を開始した。

事情に詳しい複数の関係者によれば、イラクとUAE、カザフスタン、マレーシアの代表との話し合いも8日にかけて個別に行われ、サウジアラビアはOPEC全体の代表という立場で一連の会合に出席する。

http://www.freeml.com/bl/15728069/348409/
http://www.freeml.com/bl/15728069/348410/

非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、協議の結果は、減産合意の順守状況を監視する共同閣僚監視委員会に報告される。サウジは来年3月まで延長された減産合意を十分に履行していない産油国への圧力を強めていく方針を先月表明。ブルームバーグの調査によると、7月の関係国全体の減産順守率は86%と1月以降で最も低い。

http://spora.jp/sec/diary/592965
http://spora.jp/sec/diary/592966

国際エネルギー機関(IEA)の最新の月報によれば、イラクの6月の順守率は29%とこれまでで最低だったほか、UAEも減産を60%しか履行していない。